旅するひと皿
8/30と31の2日間、石見銀山で「旅するひと皿」というイベントがありました。
東京や関西で飲食店など営む料理人たちが集まって、石見銀山のある大森町の民家を借りて2日間限定の食のイベント。
去年大森の町に新しくドイツパンのお店ができたのですが、そちらをオープン時にお手伝いに来られていた方を訪ねてこられた東京のそば店「ら すとらあだ」の店主の方が大森町に魅力を感じられたそうで始まった企画だそうです。
観光客が減っていて少し閑散とした雰囲気を感じるだけに、両日とも平日。どのぐらい人が来てくれるのだろうかという勝手な私の心配をよそに大盛況でした。
大森の街並みのメイン通りのなかで、6か所に分かれて出店されていました。
当日配っていた地図は手書き。(画像右側の地図です)この時代に新鮮でいいですねー。大森の町にも似合います。
まだ島根にお友達のいない私は一人でおじゃましたので、周りの方々のように数人で行けるといろいろと食べ歩けて楽しそうだなーと思いました。
開催された側も、予定外の人出だったようでどこも行列が!人員が足りてなくてお手伝いしたくなってしまうほどでした。
この日いただいたのはイタリアン。流しの出張料理人 岸本恵理子さんの一皿をいただきました。「最古のパスタ テスタローリ エゴマのジェノヴェーゼ」 黒いのは、えごまです。島根県の川本町のえごまと、えごまオイルたっぷりのお品。えごまをメインでいただくのは初めて。普通のゴマの味よりも、青紫蘇の葉の風味に似ていました。なので見た目よりかなり爽やかなお味。最古のパスタ テスタローリは丸いクレープのような生地で(すでに焼かれているみたいでした)食べやすい大きさにカットして軽くゆでてから、えごまで和えていただきました。この作業をずっと一人でこなされていたので、あまり話しかけるのも気が引けて詳しく聞けませんでした・・・。
右は出西生姜という島根で採れる生姜をつかったジンジャエールと一緒に頂きました。
去年の旅行に来た時に生の出西生姜を買って帰りました。この出西生姜はほかの生姜とは風味が違います。薬効が強そうなお味で、かつ上品な風味です。
『娘やるなら出西郷へ、生姜の匂いで風邪ひかぬ』という唄もあるほど薬効が強いようです。
石見麦酒という地ビールの存在をこのイベントで知りました。
私はお酒は飲まないのですが、なんだか気になるこの麦酒。買って帰ろうかと思っていたのですが、この日はお持ち帰りはできなかったので断念。
お友達が来るときに用意しておくと喜ばれそうだなーと思っているので、予定が立った時に手に入れようと思います。画像真ん中に人が集まっていますがここで麦酒が飲めるようになっていました。お酒飲めたら楽しいだろうなあと残念に思った日でした。
以下、石見麦酒さんのベルジャンホワイト301という麦酒の特徴抜粋します。
江津市桜江町で自然栽培された大麦と創業100年以上の老舗麹屋が作る麹を丸ごと仕込み、香りづけには柚子の皮を使っています。 白く濁った麦酒は、自然のままの無濾過の証。 爽やかな香りとまろやかな口あたりを愉しむビールです。
この文章だけで、お酒飲めない私でも美味しそうに感じてしまったのです。ほかにも種類があって、オンラインでも購入できるようなので気になる方は是非!
石見麦酒